QRコードにUTMパラメータを付ける方法|チラシ・ポスターの効果測定
チラシやポスターにQRコードを載せたのに、「実際に何人が読み取って来てくれたのか分からない」という悩みはよくあります。 QRコードのURLにUTMパラメータを付けておけば、Googleアナリティクスで 「どの印刷物から何人来たか」を計測できるようになります。この記事では、その付け方と設定例、よくある失敗を解説します。
なぜQRコードにUTMを付けるのか
スマホでQRコードを読み取って開いたページは、どのサイトから来たかという情報(リファラー)を持ちません。 そのため、何もしないとQRコードからのアクセスは「direct(直接流入)」として、 URLを直接入力した人やブックマークから来た人と一緒に集計されてしまいます。
QRコードのURLにUTMパラメータを付けておけば、アクセス解析ツールがその目印を読み取り、 「チラシのQRコードから来たアクセス」として別に数えてくれます。
付け方(3ステップ)
1. UTM付きのURLを作る
リンク先のURLに、utm_source(どこから)・utm_medium(手段)・utm_campaign(施策名)の3つを付けます。 QRコードの場合、utm_medium は qr にしておくと、後で「QRコード経由のアクセス」をまとめて見られて便利です。
2. そのURLをQRコードにする
作ったUTM付きURLをQRコードに変換します。UTM付きURL・QRコード作成ツールなら、項目を入力するだけでUTM付きURLとQRコードを同時に作成し、PNG・SVGでダウンロードできます。
3. 印刷する前に読み取りテストをする
完成したQRコードは、必ずスマホで読み取って確認しましょう。QRコード リダイレクト確認でQRコードを読み込むと、 開くページと、URLに残っているUTMパラメータを一覧で確認できます。
設定例:配布物ごとに効果を比べる
同じキャンペーンでチラシ・ポスター・DMを配る場合、campaign は揃えて、source だけ変えると比較しやすくなります。
- 駅前のチラシ:utm_source=flyer / utm_medium=qr / utm_campaign=2026_spring_sale
- 店頭のポスター:utm_source=poster / utm_medium=qr / utm_campaign=2026_spring_sale
- 郵送のDM:utm_source=dm / utm_medium=qr / utm_campaign=2026_spring_sale
さらに「どの店舗で配った分か」まで分けたい場合は、utm_content に shop_a・shop_b のような値を入れます。 ただしQRコードは配布場所ごとに別々に作る必要があるので、印刷の手間とのバランスで決めましょう。
Googleアナリティクスでの見方
GA4では「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」で、表の項目を「セッションの参照元 / メディア」にすると、flyer / qr・poster / qr のように並び、それぞれのアクセス数を比べられます。 キャンペーン単位で見たい場合は「セッションのキャンペーン」に切り替えます。
よくある失敗と対策
- 短縮URLを挟んだらUTMが消えた: QRコードを小さくするために短縮URLを使う場合、転送の設定によってはUTMが落ちます。UTMパラメータ確認ツールの「リダイレクト先のパラメータも確認」で、最終的なURLにUTMが残っているか確かめましょう。
- QRコードが細かすぎて読み取れない: URLが長いほどQRコードの模様は細かくなります。値は短い英数字にし、日本語は避けると読み取りやすくなります。
- 大文字・小文字の混在: 「Flyer」と「flyer」は別の値として集計されます。すべて小文字に揃えましょう。
- 印刷後にURLの誤りに気付く: 印刷物は後から直せません。入稿前に必ず実物(またはデータ)のQRコードを読み取ってテストしてください。
まとめ
QRコードにUTMパラメータを付けるだけで、これまで見えなかった「印刷物からのアクセス」を数えられるようになります。 UTMそのものの意味は UTMパラメータとは? で詳しく解説しています。
QRコードや短縮URLのリンク先を、その場で確認できます。
リダイレクト先を確認する